埼玉の小日光 妻沼の聖天さま
2012年 01月 08日
実家(深谷市)では、父が元気な頃から、毎年初詣ではここに来ていました。
初詣は、聖天さまに行こうということで 昨日、母と妹でお参りしてきました。
父が他界した、ちょうどその頃、ここ通称、妻沼の聖天さまは、建立後250年ぶりに7年間の修復工事に入りました。
正式名称は、妻沼 聖天山 歓喜院(めぬま しょうでんざん かんぎいん)
昨年6月に、7年の歳月と約13億の費用をかけたという聖天さまの社殿は、生まれ変わりました。
それは、絢爛豪華でいて緻密で、その描かれた人物や動物は、表情豊かで素晴らしかったです。
見学したときに、ちょうどボランティアの方の案内があったので聴いてきました。
もの覚えが悪くて、覚え違いがあったら、すみません。
いただいた聖天さまのパンフレットに埼玉、日光と書いてあったのだけど、ほんと、そのとおりと思いました。
写真の猫さん、日光東照宮の左甚五郎作と云われるあの有名な眠り猫と似ていませんか?
そうなんです、以前は、日光の左甚五郎が作ったと言われていたらしいのですけど、よく調べると、
こちら聖天さまの彫刻のほうは、日光のそれより100年くらい後に作られたもので、
日光の彫師の左甚五郎とは、同じ人物が掘ったとは考えにくいのだそうです。
ですが、彫刻としての素晴らしさは、日光のそれと引けをとらない素晴らしさがあるので、
おそらくその弟子か、同等くらいの技を持った人が作ったのだろうということでした。
説明の方が、日光東照宮は、幕府の絶大な財力で建立したものだけど、ここ、妻沼の聖天さまは、
民衆の信仰心から建てられたもの。
そこが違うと。
素晴らしいな、埼玉のご先祖さまたち。
ちょっぴり誇りに思っております。
本殿の奥殿は、世の理想の世界、
穏やかで平和な世界を表しているとのこと。
猫が蝶と遊んでいる様や、遊んでおる2匹のリスなど、碁を打つ七福神などなど。
あやかりたい、あやかりたい。
ちなみにここ、聖天さまは、縁結びのご利益もあるのだそうです。
説明の方が教えてくださいましたので、彫り方の復習です。
1本の木から彫った丸彫り
舟形に吊るすように彫る舟彫り
他に透かし彫り、平彫り、重ね彫り・・・
でも、どれがどれだか、わからなくなりました。
とりあえず、アップしておきます。
明治時代になって、神仏分離の命のため、神社としての部分が裏側に残っています。
お稲荷さんが、可愛らしく、いじらしく・・・
お参りを終えて、帰りには、お決まりのおいなりさん(長い揚げのお寿司です)を買って帰りました。
聖天さま、紹介終わり♪
ご覧くださり、どうもありがとうございます。
by white_001
| 2012-01-08 21:44
| 街歩き